2016年08月25日
RCL計画と龍郷町議選候補の関係について
今週末28日(日)は、今後4年間の町政を任せる議員を選ぶ龍郷町町議選挙です。
多くの方から『今回の問題で推進した議員、反対した議員を知りたい』というコメントをいただきました。
2018年の世界自然遺産候補地選定に向けた動き、2020年の東京オリンピックと、大きなイベントのある時期を任せる議員を選ぶ大事な選挙です。
なのに、龍郷町のホームページでは…(2016/8/25 11:00現在)

これは絶対にダメでしょう・・・
そもそも28日に投票なのに、23日に告示という期間の短さが驚きです。
全候補者に政策についての公開質問状を送ろうと思っていましたが、このスケジュールでは回答を得られる見込みがないため断念しました。
なので他のサイトで見つけた候補者リストです。

今回の選挙では10名の定員に11名の候補者(現職7名、新人4名)が出馬しています。
男性のみで女性候補はゼロです。
【クルーズ船問題についての議員情報】
10名の現職議員のうち、8名が推進派、2名が反対派でした。
今回の選挙に出馬した現職候補者の考えです↓
初めから反対
・田畑浩
・伊勢勝義
推進だったが後に撤回
・平岡馨
・岩崎晴海
熱烈歓迎の推進派
・前田豊成
推進派
・徳永義郎
・窪田圭喜
新人議員候補について推進派寄りな人物もいるのではないかという情報もありますが、確実な情報ではないため公開は控えます。
前田豊成議員は6/28町民意見交換会で反対派の質問のみで終わりそうな中、最後に計画推進意見を述べたアノ人物です
RCL社の”日本代理人兼通訳”をしていたJTBの大隈氏は、週刊金曜日という雑誌の取材に対し『町議選挙が終わるまではRCLからノーコメントでいるよう指示がある』と述べたそうです。
これは選挙結果によってRCL社が今後の動きを決めるということ。
推進派が選挙で勝てば『民意を得たり』と勢いを吹き返してしまう可能性が残っているようです。。
一人しか落選しない今回の町議選。
龍郷町民のみなさんはとても大事な一票を持っているので、しがらみに負けず無関心にならず、『自分がやらなくても大丈夫だろう』と思わず、ぜひ投票で意思を示しましょう
多くの方から『今回の問題で推進した議員、反対した議員を知りたい』というコメントをいただきました。
2018年の世界自然遺産候補地選定に向けた動き、2020年の東京オリンピックと、大きなイベントのある時期を任せる議員を選ぶ大事な選挙です。
なのに、龍郷町のホームページでは…(2016/8/25 11:00現在)

これは絶対にダメでしょう・・・

そもそも28日に投票なのに、23日に告示という期間の短さが驚きです。
全候補者に政策についての公開質問状を送ろうと思っていましたが、このスケジュールでは回答を得られる見込みがないため断念しました。
なので他のサイトで見つけた候補者リストです。

今回の選挙では10名の定員に11名の候補者(現職7名、新人4名)が出馬しています。
男性のみで女性候補はゼロです。
【クルーズ船問題についての議員情報】
10名の現職議員のうち、8名が推進派、2名が反対派でした。
今回の選挙に出馬した現職候補者の考えです↓
初めから反対
・田畑浩
・伊勢勝義
推進だったが後に撤回
・平岡馨
・岩崎晴海
熱烈歓迎の推進派
・前田豊成
推進派
・徳永義郎
・窪田圭喜
新人議員候補について推進派寄りな人物もいるのではないかという情報もありますが、確実な情報ではないため公開は控えます。
前田豊成議員は6/28町民意見交換会で反対派の質問のみで終わりそうな中、最後に計画推進意見を述べたアノ人物です

RCL社の”日本代理人兼通訳”をしていたJTBの大隈氏は、週刊金曜日という雑誌の取材に対し『町議選挙が終わるまではRCLからノーコメントでいるよう指示がある』と述べたそうです。
これは選挙結果によってRCL社が今後の動きを決めるということ。
推進派が選挙で勝てば『民意を得たり』と勢いを吹き返してしまう可能性が残っているようです。。
一人しか落選しない今回の町議選。
龍郷町民のみなさんはとても大事な一票を持っているので、しがらみに負けず無関心にならず、『自分がやらなくても大丈夫だろう』と思わず、ぜひ投票で意思を示しましょう

2016年07月30日
町長参加による芦徳説明会・その2
7/28の19:30~21:00に、芦徳公民館においてロイヤルカリビアン社(RCL社)クルーズ船問題についての住民説明会がありました。
その2です。
その1もですが、撮影した動画をもとに書き起こしており、主観は排除しています。
その分ストレートな表現になっていることをご了承くださいね。
(繰り返しの内容はくっつけたり省いたりしています)
※『』は町長の発言です。

【今後についての提案(芦徳住民より)】
●町政に住民の声を反映させる仕組みづくりをしてほしい。
今回の問題点は、町長と住民の考えにかい離があったこと。きちんと町民の意見を吸い上げる仕組みづくりをしてほしい。
町の対応に失望した住民も多い。何をされるかわからないという思いだ。
町政に無関心だった自分たちにも責任があり、反省しなければならない。
・観光振興計画を本年度策定するが、住民や観光業者を検討の場に参加させてほしい。
”クルーズ船計画のような具体的な案は現在あるのか”
『現在は聞いていない。龍郷町には海水浴場が無く、倉崎海岸がよいのではという意見はある』
・大規模開発による(自然環境の)損失を防ぐことが急務
現在芦徳近辺は都市計画区域外で、どんな建物も規制できない。
世界自然遺産を目指しながら乱開発に丸腰同然の状態で、法整備(条例等)を急がないといけないのでは。
≪総務企画課より≫
『景観条例は県内4市町村しか策定していない。9月に研修を組んでいる。策定には数年かかる』
●外国人土地法について深刻に考えてほしい
自衛隊をお願いする国防に関心のある地域が、外国人に土地を買われている。
『北海道や富士裾野の事例を聞いている。しっかり要望していきたい』
●RCL社から撤退表明がされないことについて
町と集落連名で内容証明を送り、期限付きで返答を求めては。
『当説明会の後には、地元推進者・JTBに回答を求める予定です』
●町長が推進派の芝居に引っかかってしまった。
●自然を残すことが貴重な財産となるときが来る
世界のリゾートを知り尽くしたRCL社が素晴らしい自然と言ってくれたことは有り難い。
加計呂麻島などは何もない昔のまま。観光客はその自然のすばらしさを認識して来てくれている。
沖縄から来た方が、子供のころ見た景色が見れたとお礼を言った。
(護岸工事なども)自然に戻すような工事が行われる時代がいずれ訪れるのでは。
推進派のウソや未確認の情報に騙された町が賛成というと、みな賛成してしまう。
中国人観光客のマナー問題は各地で言われている。
『反対派の意見も十分聞く必要がある。推進派もしかり』
『(誘致・進出企業に対する対応の)手順を再確認して、芦徳だけでなく龍郷町の計画への対応の在り方をしっかり作っていきたい』
●コミュニティの最小単位について
町なのか、集落なのか。
『町であるが、RCL社はアメリカ企業なので相違があった』
●芦徳住民投票について
『町長として推進したことはない。住民投票は行わない旨、6/28前に区長から事前に聞いていた』
●JTBの通訳(大隈氏)の話が通訳になっていない
JTBの言葉になっており、本社の意向が正確に伝わってこない。
こういう問題には、町が第三者の通訳を立てるべき。
●経済的なメリットも提示してほしかった
反対意見が多かったのは、環境や治安の面が大きかったのでは。
ネット情報やいろいろな専門家の情報をいろいろな人が言い、信ぴょう性がわからない。
(経済的なメリットの)試算が出来ていたなら、提示してくれたらいいかなと思う。
『RCL社も町も、準備がしっかりできていなかったのが反省しています。今後の参考にしていきたいと思います』
以上が1時間半の全記録書き起こしです。
その3では、これらについて考察したいと思います。
その2です。
その1もですが、撮影した動画をもとに書き起こしており、主観は排除しています。
その分ストレートな表現になっていることをご了承くださいね。
(繰り返しの内容はくっつけたり省いたりしています)
※『』は町長の発言です。

【今後についての提案(芦徳住民より)】
●町政に住民の声を反映させる仕組みづくりをしてほしい。
今回の問題点は、町長と住民の考えにかい離があったこと。きちんと町民の意見を吸い上げる仕組みづくりをしてほしい。
町の対応に失望した住民も多い。何をされるかわからないという思いだ。
町政に無関心だった自分たちにも責任があり、反省しなければならない。
・観光振興計画を本年度策定するが、住民や観光業者を検討の場に参加させてほしい。
”クルーズ船計画のような具体的な案は現在あるのか”
『現在は聞いていない。龍郷町には海水浴場が無く、倉崎海岸がよいのではという意見はある』
・大規模開発による(自然環境の)損失を防ぐことが急務
現在芦徳近辺は都市計画区域外で、どんな建物も規制できない。
世界自然遺産を目指しながら乱開発に丸腰同然の状態で、法整備(条例等)を急がないといけないのでは。
≪総務企画課より≫
『景観条例は県内4市町村しか策定していない。9月に研修を組んでいる。策定には数年かかる』
●外国人土地法について深刻に考えてほしい
自衛隊をお願いする国防に関心のある地域が、外国人に土地を買われている。
『北海道や富士裾野の事例を聞いている。しっかり要望していきたい』
●RCL社から撤退表明がされないことについて
町と集落連名で内容証明を送り、期限付きで返答を求めては。
『当説明会の後には、地元推進者・JTBに回答を求める予定です』
●町長が推進派の芝居に引っかかってしまった。
●自然を残すことが貴重な財産となるときが来る
世界のリゾートを知り尽くしたRCL社が素晴らしい自然と言ってくれたことは有り難い。
加計呂麻島などは何もない昔のまま。観光客はその自然のすばらしさを認識して来てくれている。
沖縄から来た方が、子供のころ見た景色が見れたとお礼を言った。
(護岸工事なども)自然に戻すような工事が行われる時代がいずれ訪れるのでは。
推進派のウソや未確認の情報に騙された町が賛成というと、みな賛成してしまう。
中国人観光客のマナー問題は各地で言われている。
『反対派の意見も十分聞く必要がある。推進派もしかり』
『(誘致・進出企業に対する対応の)手順を再確認して、芦徳だけでなく龍郷町の計画への対応の在り方をしっかり作っていきたい』
●コミュニティの最小単位について
町なのか、集落なのか。
『町であるが、RCL社はアメリカ企業なので相違があった』
●芦徳住民投票について
『町長として推進したことはない。住民投票は行わない旨、6/28前に区長から事前に聞いていた』
●JTBの通訳(大隈氏)の話が通訳になっていない
JTBの言葉になっており、本社の意向が正確に伝わってこない。
こういう問題には、町が第三者の通訳を立てるべき。
●経済的なメリットも提示してほしかった
反対意見が多かったのは、環境や治安の面が大きかったのでは。
ネット情報やいろいろな専門家の情報をいろいろな人が言い、信ぴょう性がわからない。
(経済的なメリットの)試算が出来ていたなら、提示してくれたらいいかなと思う。
『RCL社も町も、準備がしっかりできていなかったのが反省しています。今後の参考にしていきたいと思います』
以上が1時間半の全記録書き起こしです。
その3では、これらについて考察したいと思います。
2016年07月29日
町長参加による芦徳説明会・その1
7/28の19:30~21:00に、芦徳公民館においてロイヤルカリビアン社(RCL社)クルーズ船問題についての住民説明会がありました。
今回は芦徳住民の質問に直接町長が答えるもの。
大注目です。
すでにメディアで全国に広まっているこの問題、報道陣も新聞社はもちろんTVカメラが多くなってきていました。
(開始前は集落外・報道を全てシャットアウトするとのことでしたが、芦徳住民のみなさまが訴えてくれて私たちも入れました)
質問権は、集落の方のみです。
住民の方々は様々な角度から質問をし、町長が一つずつ答えてくれました。
とりあえずここでは町長・役場側からの情報の要点をまとめて書いておきます。
詳細はまたUPしますね。

【この計画における町長やその周囲の動きについて】
※『』は町長発言です。
●6/28町民説明会より前の状況
『RCL社がアメリカ企業ということで連絡がうまくいっていなかった(現在も同様)』。
龍郷町⇔地元推進者⇔JTB日本代理人⇔RCL社
『(町長には)推進派の意見が届いていたが、反対派の意見が届かず違和感を感じた』
『町に対しても、住民に示されたのと同じような情報しかなかった』
『役場との意見交換は、毎月一度の役場内幹部会で担当課と話していたが、議題になったのは1回ぐらい(情報がほとんどなかったので、議題にあげなかった)』
●地元推進者について
・本計画をいつ誰から初めて聞いた?
『1月末、28日だったかな。斉藤さんからです』
・町長の言う推進派は誰?
『竹山さんとひさ倉さん、斉藤さんです』
(5月説明会に出席・発言しており、資料にも明記されている)
・推進派から町長への情報
『ダイビング協会・漁協、地元住民が賛成していると推進者が言っていた(のちに事実ではないと判明)』
『鹿児島県(大島支庁)、国(国交省)が協力しますと推進者が言っていた』
※どちらも推進者からの発言のみ。町長も事実確認しておらず、RCL社についても積極的な情報収集はしていなかった。
●6/28の意見交換会
町長が“推進派だけの情報ではおかしい”“町が混乱する”と考え、町長が望んで要請・開催。
(誘致企業ではなく進出企業であり、本来は企業が自ら説明会を行うべきもの)
・『推進する』との発言の経緯
雇用・人口減少の問題から効果があると思い、“個人として”は推進したいと発言
『当時ほぼ推進派の意見とRCL社資料の情報のみが判断材料だった』
●6/28の意見交換会以後の経緯
6/28以降から町長・役場共に、本格的に情報収集開始。
いろんな団体、個人の動きが活発になり、町長自ら意見を聞いた。
『国防の観点から自衛隊関係者からも意見を聞いた』
反対住民による龍郷湾を守る会も発足。
そのなかで、正式に賛成というところはなく、推進意見は少なかった。
●7/6にWWFが本計画におけるRCLとの連携を正式に否定
声明では、この計画は規模も大きく、自然・社会環境への影響が懸念されると表記されていた。
『WWFという環境問題のプロの言葉は重く、賛成派からどうなっているんだとの意見がでた』
●7/1漁協が反対する旨の書面提出、7/19に説明会を設定
7/19説明会後、漁協が理事の連名押印のもと正式に反対表明。
『本計画には漁協の同意が必須で、これ以上推進できないと判断し、同日に町の方針として断念を発表した』
RCLは漁協に対して説明機会をもつ意思表示無し。
『7/19中に地元推進者に計画断念を通達、地元推進者からJTBを通してRCL社に連絡したと思うが、RCL社からの返答はない』
【経済効果について龍郷町総務企画課より】
『6/28意見交換会のあとに検討した。経済効果よりリスクの方が大きいと判断した』
『(大きな金額であるがゆえに)一つの企業・単一の国からだと、社会情勢による事業への影響などリスクが大きい』
大島支庁が出す鹿児島県観光動向調査からの推計値(H27)
観光宿泊者63,000人
島に落とした金額
移動手段別で飛行機45,000円、船38,000円
経済効果25憶2千万円(40,000円として試算)
クルーズ船3,000人上陸、5,000円/人で仮定(週2回9カ月)
経済効果試算12億円(免税店等は含めず)
【本計画の今後について】
『RCL社も地元の合意が無ければできませんと言っている。一番大事な漁協が反対しており、町としても同じように進むのが原則。RCL社は進めようにも進められないと思う』
●町長は地元推進派に“みんな賛成している”とウソをつかれた。そのせいで住民が大変な思いをした。推進派からの謝罪や説明はないのか。
『(社交辞令的な返答の)“いいんじゃないですか”というものを賛成ととらえて伝えたのでは…。その旨も伝えておきます』
●町が混乱したことについて
『いろいろ確認しておくべきだったと反省している。芦徳の皆さんに心配をかけた、お詫びしたい』
『町としても19日に計画断念した。話のまとめにくいテーマだったと思う。皆様からの意見をふまえ(今後の)龍郷町における進出・誘致企業に対し、しっかり対応していきたいと思う』
その2に続きます。
今回は芦徳住民の質問に直接町長が答えるもの。
大注目です。
すでにメディアで全国に広まっているこの問題、報道陣も新聞社はもちろんTVカメラが多くなってきていました。
(開始前は集落外・報道を全てシャットアウトするとのことでしたが、芦徳住民のみなさまが訴えてくれて私たちも入れました)
質問権は、集落の方のみです。
住民の方々は様々な角度から質問をし、町長が一つずつ答えてくれました。
とりあえずここでは町長・役場側からの情報の要点をまとめて書いておきます。
詳細はまたUPしますね。

【この計画における町長やその周囲の動きについて】
※『』は町長発言です。
●6/28町民説明会より前の状況
『RCL社がアメリカ企業ということで連絡がうまくいっていなかった(現在も同様)』。
龍郷町⇔地元推進者⇔JTB日本代理人⇔RCL社
『(町長には)推進派の意見が届いていたが、反対派の意見が届かず違和感を感じた』
『町に対しても、住民に示されたのと同じような情報しかなかった』
『役場との意見交換は、毎月一度の役場内幹部会で担当課と話していたが、議題になったのは1回ぐらい(情報がほとんどなかったので、議題にあげなかった)』
●地元推進者について
・本計画をいつ誰から初めて聞いた?
『1月末、28日だったかな。斉藤さんからです』
・町長の言う推進派は誰?
『竹山さんとひさ倉さん、斉藤さんです』
(5月説明会に出席・発言しており、資料にも明記されている)
・推進派から町長への情報
『ダイビング協会・漁協、地元住民が賛成していると推進者が言っていた(のちに事実ではないと判明)』
『鹿児島県(大島支庁)、国(国交省)が協力しますと推進者が言っていた』
※どちらも推進者からの発言のみ。町長も事実確認しておらず、RCL社についても積極的な情報収集はしていなかった。
●6/28の意見交換会
町長が“推進派だけの情報ではおかしい”“町が混乱する”と考え、町長が望んで要請・開催。
(誘致企業ではなく進出企業であり、本来は企業が自ら説明会を行うべきもの)
・『推進する』との発言の経緯
雇用・人口減少の問題から効果があると思い、“個人として”は推進したいと発言
『当時ほぼ推進派の意見とRCL社資料の情報のみが判断材料だった』
●6/28の意見交換会以後の経緯
6/28以降から町長・役場共に、本格的に情報収集開始。
いろんな団体、個人の動きが活発になり、町長自ら意見を聞いた。
『国防の観点から自衛隊関係者からも意見を聞いた』
反対住民による龍郷湾を守る会も発足。
そのなかで、正式に賛成というところはなく、推進意見は少なかった。
●7/6にWWFが本計画におけるRCLとの連携を正式に否定
声明では、この計画は規模も大きく、自然・社会環境への影響が懸念されると表記されていた。
『WWFという環境問題のプロの言葉は重く、賛成派からどうなっているんだとの意見がでた』
●7/1漁協が反対する旨の書面提出、7/19に説明会を設定
7/19説明会後、漁協が理事の連名押印のもと正式に反対表明。
『本計画には漁協の同意が必須で、これ以上推進できないと判断し、同日に町の方針として断念を発表した』
RCLは漁協に対して説明機会をもつ意思表示無し。
『7/19中に地元推進者に計画断念を通達、地元推進者からJTBを通してRCL社に連絡したと思うが、RCL社からの返答はない』
【経済効果について龍郷町総務企画課より】
『6/28意見交換会のあとに検討した。経済効果よりリスクの方が大きいと判断した』
『(大きな金額であるがゆえに)一つの企業・単一の国からだと、社会情勢による事業への影響などリスクが大きい』
大島支庁が出す鹿児島県観光動向調査からの推計値(H27)
観光宿泊者63,000人
島に落とした金額
移動手段別で飛行機45,000円、船38,000円
経済効果25憶2千万円(40,000円として試算)
クルーズ船3,000人上陸、5,000円/人で仮定(週2回9カ月)
経済効果試算12億円(免税店等は含めず)
【本計画の今後について】
『RCL社も地元の合意が無ければできませんと言っている。一番大事な漁協が反対しており、町としても同じように進むのが原則。RCL社は進めようにも進められないと思う』
●町長は地元推進派に“みんな賛成している”とウソをつかれた。そのせいで住民が大変な思いをした。推進派からの謝罪や説明はないのか。
『(社交辞令的な返答の)“いいんじゃないですか”というものを賛成ととらえて伝えたのでは…。その旨も伝えておきます』
●町が混乱したことについて
『いろいろ確認しておくべきだったと反省している。芦徳の皆さんに心配をかけた、お詫びしたい』
『町としても19日に計画断念した。話のまとめにくいテーマだったと思う。皆様からの意見をふまえ(今後の)龍郷町における進出・誘致企業に対し、しっかり対応していきたいと思う』
その2に続きます。
2016年07月27日
町長、現場視察で意思固める
徳田町長が本日、クルーズ船問題の舞台となった海域の視察を行いました。

奄美新聞
http://amamishimbun.co.jp/index.php?QBlog-20160727-1
『自然と共存し、保護しながら龍郷町を発展させる計画を考えていきたい』
『(クルーズ船会社からの)返事はまだない。今後、町の方針を変えるつもりはなく、この先新たな会社の話が出ても、地元の意見が大事だと思っているので、情報をオープンにしていきたい』
明日の28日(19:30~)芦徳意見交換会が行われます。
大規模開発は皆望んでいないことがはっきりした一方で、現在の環境を活かしながら住民や観光客の満足度をどう上げていくかを前向きに考えていきたいですね。
今後どのように町民の意見をくみ上げていくのか、町長が何を語るのかに注目です。
まだ動き回っている地元推進業者がいるとの情報も聞こえてきたため、ネット署名は継続しています。
もしもの時に一から作り直しでは大変だからです。
ロイヤルカリビアン社と地元推進建設業者はうやむやにせず、きちんと断念表明してほしいです。
本当に100%安心していい時が早く来てほしいですね

奄美新聞
http://amamishimbun.co.jp/index.php?QBlog-20160727-1
『自然と共存し、保護しながら龍郷町を発展させる計画を考えていきたい』
『(クルーズ船会社からの)返事はまだない。今後、町の方針を変えるつもりはなく、この先新たな会社の話が出ても、地元の意見が大事だと思っているので、情報をオープンにしていきたい』
明日の28日(19:30~)芦徳意見交換会が行われます。
大規模開発は皆望んでいないことがはっきりした一方で、現在の環境を活かしながら住民や観光客の満足度をどう上げていくかを前向きに考えていきたいですね。
今後どのように町民の意見をくみ上げていくのか、町長が何を語るのかに注目です。
まだ動き回っている地元推進業者がいるとの情報も聞こえてきたため、ネット署名は継続しています。
もしもの時に一から作り直しでは大変だからです。
ロイヤルカリビアン社と地元推進建設業者はうやむやにせず、きちんと断念表明してほしいです。
本当に100%安心していい時が早く来てほしいですね

2016年07月19日
2016年07月17日
龍郷町町議選について
3連休の真ん中、天気イイですね。
今朝は集落の浜の清掃があり、朝からいい運動でした
今日もビッグツーで署名活動しますので、買い物ついでによろしくお願いします。
午前は10~11時
午後は16~18時
さて、7月も真ん中を過ぎ、来月末は龍郷町の町議選挙があります。

あとひと月ちょっと。
『クルーズ船問題に選挙は関係ないだろう!』
『特定候補者の応援だったのか!』
という声も聞こえてきそうですが、そうではありません。
あまり書くとこの問題を選挙がらみにしたがっている印象を与えてしまうので、クルーズ船問題について注目してほしいことだけ書きますね。
町議10名のうち、8名が”推進”を表明しているこの問題。
その推進派の中には、積極的に発言する人もいれば、”この人何も言わないけど推進派なの?”っていう人もいます。
つまり、推進派の中にも温度差があるんですね。
高温の人は選挙でも”全力推進”を掲げるでしょうし、低温の人は”推進派、反対派両方の票が欲しい”となりトーンダウンするでしょう。
ちなみに反対派の2人は初めから積極的に反対を表明していますので、もちろん”反対”を示すはずです。
しかしこんな大きな問題に自分の意見が言えない議員って、町にとっていかがなものか?とも思います。
ここら辺を、よく見ておく必要がありますね。
龍郷湾を守る会インターネット署名サイトに行く
手書き署名用紙ダウンロードは
ここからPDFを拾って印刷お願いしますね。
今朝は集落の浜の清掃があり、朝からいい運動でした

今日もビッグツーで署名活動しますので、買い物ついでによろしくお願いします。
午前は10~11時
午後は16~18時
さて、7月も真ん中を過ぎ、来月末は龍郷町の町議選挙があります。

あとひと月ちょっと。
『クルーズ船問題に選挙は関係ないだろう!』
『特定候補者の応援だったのか!』
という声も聞こえてきそうですが、そうではありません。
あまり書くとこの問題を選挙がらみにしたがっている印象を与えてしまうので、クルーズ船問題について注目してほしいことだけ書きますね。
町議10名のうち、8名が”推進”を表明しているこの問題。
その推進派の中には、積極的に発言する人もいれば、”この人何も言わないけど推進派なの?”っていう人もいます。
つまり、推進派の中にも温度差があるんですね。
高温の人は選挙でも”全力推進”を掲げるでしょうし、低温の人は”推進派、反対派両方の票が欲しい”となりトーンダウンするでしょう。
ちなみに反対派の2人は初めから積極的に反対を表明していますので、もちろん”反対”を示すはずです。
しかしこんな大きな問題に自分の意見が言えない議員って、町にとっていかがなものか?とも思います。
ここら辺を、よく見ておく必要がありますね。
龍郷湾を守る会インターネット署名サイトに行く
手書き署名用紙ダウンロードは
ここからPDFを拾って印刷お願いしますね。
2016年07月13日
町長の資質。
WWFジャパンより、正式な返答メールの掲載許可をもらいましたので、公表しますね

・・・・・・・・・
【本文抜粋】
ご連絡をありがとうございます。
WWFジャパン プレス担当の○○と申します。
●●様はじめ地元の皆様のご心労のほど、重ねて拝察申し上げます。
本件に関する当方の声明については、
新聞各紙でも公表されているとおりで、見解としては報道の内容と変わりません。
声明の本文は、当会の公式サイト上でも公開しております。
http://www.wwf.or.jp/activities/2016/07/1322906.html
こちらの内容にもあります通り、
・WWFジャパンはRCL社からいっさい直接の説明と連絡を受けていない
・WWFジャパンが連携している事実はない
・WWFアメリカは、RCL社とパートナーシップを結んでいるが、龍郷町での開発については事前の説明を受けておらず、関与もしていない
この3点については、明確になっております。
よって、添付いただいた資料にある環境教育プログラム等についても、
現時点では実施の予定はありません。
また、WWFアメリカが、WWFジャパンに断りなく、
日本でこうした取り組みを実施するということもあり得ません。
本件については、まだ計画の詳細が明らかになっていない上、
外部のその他関係者が先走った可能性等も考えられ、
どこまでがRCL社の真意なのか、私どもも測りかねております。
このため、現時点では反対か賛成か含め、これ以上のことは申し上げられませんが、
まずはWWFアメリカを通じた事実確認を優先したいと考えております。
・・・・・・・・・・・
これが、正式なWWFジャパンからの回答であり、事実です。
徳田町長へ
情報源の”地元の推進派業者”にウソを吹き込まれていますよ。
この計画で利益がある業者が出す情報を鵜呑みにせず、自ら情報源をしっかり確認しましょう。
そして、自らの利益のために町長を騙そうとする業者を信じ切る徳田町長の言動を見させられる龍郷町民が、どういう気持ちで町長を見ているかしっかり考えてみてください。
ーーーーーーーーーーーーーーー
≪以下、7/12掲載した文≫
そろそろ、これまで黙っていた方々も、声を上げるべき状況かもしれません。
龍郷湾を守る会インターネット署名サイトに行く

7/12奄美新聞の記事、徳田町長への申入書提出の記事にこのような内容がありました。
徳田町長は、昨日の記者からのインタビュー中、WWFジャパン側が”連携の事実ない”と正式に声明を出した件について
『地元の計画推進関係者から“(WWFの)米国本部とは連携は取れており、契約も交わしている”との報告があった。WWF内部で確認が取れていないようだ』
と答えたそうです。

まずWWFが正式に表明した情報より、地元の計画推進関係者の発言を鵜呑みにするって、皆さん理解できますか?
確かにRCL社とWWFは提携関係にあります。
しかし今回の計画については連携していないから、WWFがわざわざ声明を出したのです。
もうひとつ、7/10の朝日新聞(鹿児島版)にロイヤルカリビアン社側のコメントとして、”奄美の計画について、WWFのどのオフィスにも連携を頼んでいない。我々の説明がそのような印象を与えたとしたら遺憾だ”とRCL社自ら回答していますが・・・
これはとても大きな問題ですから、徳田町長も自らの知恵と情報処理能力をフル活用なさったのだと察しています。
それで出た結論が、
(採用)地元の計画推進関係者
(不採用)WWFの正式コメント
(不採用)RCL社のコメント
です。
地元の計画推進関係者と、特別何かあるのでしょうか?
すいません、やや感情的なコメントを書いてしまいました。。。
龍郷湾を守る会インターネット署名サイトに行く


・・・・・・・・・
【本文抜粋】
ご連絡をありがとうございます。
WWFジャパン プレス担当の○○と申します。
●●様はじめ地元の皆様のご心労のほど、重ねて拝察申し上げます。
本件に関する当方の声明については、
新聞各紙でも公表されているとおりで、見解としては報道の内容と変わりません。
声明の本文は、当会の公式サイト上でも公開しております。
http://www.wwf.or.jp/activities/2016/07/1322906.html
こちらの内容にもあります通り、
・WWFジャパンはRCL社からいっさい直接の説明と連絡を受けていない
・WWFジャパンが連携している事実はない
・WWFアメリカは、RCL社とパートナーシップを結んでいるが、龍郷町での開発については事前の説明を受けておらず、関与もしていない
この3点については、明確になっております。
よって、添付いただいた資料にある環境教育プログラム等についても、
現時点では実施の予定はありません。
また、WWFアメリカが、WWFジャパンに断りなく、
日本でこうした取り組みを実施するということもあり得ません。
本件については、まだ計画の詳細が明らかになっていない上、
外部のその他関係者が先走った可能性等も考えられ、
どこまでがRCL社の真意なのか、私どもも測りかねております。
このため、現時点では反対か賛成か含め、これ以上のことは申し上げられませんが、
まずはWWFアメリカを通じた事実確認を優先したいと考えております。
・・・・・・・・・・・
これが、正式なWWFジャパンからの回答であり、事実です。
徳田町長へ
情報源の”地元の推進派業者”にウソを吹き込まれていますよ。
この計画で利益がある業者が出す情報を鵜呑みにせず、自ら情報源をしっかり確認しましょう。
そして、自らの利益のために町長を騙そうとする業者を信じ切る徳田町長の言動を見させられる龍郷町民が、どういう気持ちで町長を見ているかしっかり考えてみてください。
ーーーーーーーーーーーーーーー
≪以下、7/12掲載した文≫
そろそろ、これまで黙っていた方々も、声を上げるべき状況かもしれません。
龍郷湾を守る会インターネット署名サイトに行く

7/12奄美新聞の記事、徳田町長への申入書提出の記事にこのような内容がありました。
徳田町長は、昨日の記者からのインタビュー中、WWFジャパン側が”連携の事実ない”と正式に声明を出した件について
『地元の計画推進関係者から“(WWFの)米国本部とは連携は取れており、契約も交わしている”との報告があった。WWF内部で確認が取れていないようだ』
と答えたそうです。

まずWWFが正式に表明した情報より、地元の計画推進関係者の発言を鵜呑みにするって、皆さん理解できますか?
確かにRCL社とWWFは提携関係にあります。
しかし今回の計画については連携していないから、WWFがわざわざ声明を出したのです。
もうひとつ、7/10の朝日新聞(鹿児島版)にロイヤルカリビアン社側のコメントとして、”奄美の計画について、WWFのどのオフィスにも連携を頼んでいない。我々の説明がそのような印象を与えたとしたら遺憾だ”とRCL社自ら回答していますが・・・
これはとても大きな問題ですから、徳田町長も自らの知恵と情報処理能力をフル活用なさったのだと察しています。
それで出た結論が、
(採用)地元の計画推進関係者
(不採用)WWFの正式コメント
(不採用)RCL社のコメント
です。
地元の計画推進関係者と、特別何かあるのでしょうか?
すいません、やや感情的なコメントを書いてしまいました。。。
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2016年07月11日
町長に会いに行きました。
本日10時、龍郷町役場にて町長に対し、本計画を推進しないよう求める申入書を提出してきました。
ブログに非公開で激励のコメント寄せていただいた方々、本当にありがとうございます。
内容を一部公表します。
Ⅰ 趣 旨
龍郷湾を守る会は、ロイヤルカリビアン社の龍郷町芦徳における寄港地及びテーマパーク建設、ならびに巨大クルーズ船による寄港計画を推進しないよう申入をいたします。
Ⅱ 理 由
龍郷湾における巨大クルーズ船寄港地建設計画に、以下の理由から反対します。
1.現在も漁業、観光業者、住民が利用している海域だからです。
2.龍郷町の誇りである、手つかずの自然を守りたいからです。
3.ロイヤルカリビアン社が極めて不誠実な企業だからです。
3.で言及したのですが、RCL社が”WWFと連携してこの計画についても環境保護活動をしている”ことをにおわせる発言をしてきたこと、それに対しWWFが正式に否定したことを、町として重く受け止めてほしいところです。
町側も騙されていたわけですが、企業のセールストークを鵜呑みにして検証を怠ったことは、完全に町の落ち度です。
知事選で4期目を狙った伊藤知事が破れたことには、この問題にも少なからず影響が出てくると思います。
選挙に言及することについて『この問題とは別だ』ということもよく聞きます。
しかし、選挙とはそういうもの。
いっぽうで『普段はあそこを支持しているんだけど、この件に関しては嫌』という方もいます。
なので、現職が破れたからどうだということは、これ以上私たちは言わないようにします。

新聞、TV等のメディアの方々もたくさん取材に来てくれて、まだこんな計画があると知らない方々へのアピールになると嬉しいです。
会長はカメラが近くて疲れたようですが 笑
署名については開始してから一週間もたっていないことからまだまだ継続しますので、シェア・拡散よろしくお願いしますね。
署名は集めますが『署名提出する前に、白紙撤回になっちゃったねー』と言えることが一番の終結だと思います。
龍郷湾を守る会インターネット署名サイトに行く
手書き署名用紙がサムネイルからダウンロードすると画質が落ちてしまう方がいるようです。
ここからPDFを拾ってくださいね。
”署名用紙の知事変わっちゃった問題”はこれから検討します。
ブログに非公開で激励のコメント寄せていただいた方々、本当にありがとうございます。
内容を一部公表します。
Ⅰ 趣 旨
龍郷湾を守る会は、ロイヤルカリビアン社の龍郷町芦徳における寄港地及びテーマパーク建設、ならびに巨大クルーズ船による寄港計画を推進しないよう申入をいたします。
Ⅱ 理 由
龍郷湾における巨大クルーズ船寄港地建設計画に、以下の理由から反対します。
1.現在も漁業、観光業者、住民が利用している海域だからです。
2.龍郷町の誇りである、手つかずの自然を守りたいからです。
3.ロイヤルカリビアン社が極めて不誠実な企業だからです。
3.で言及したのですが、RCL社が”WWFと連携してこの計画についても環境保護活動をしている”ことをにおわせる発言をしてきたこと、それに対しWWFが正式に否定したことを、町として重く受け止めてほしいところです。
町側も騙されていたわけですが、企業のセールストークを鵜呑みにして検証を怠ったことは、完全に町の落ち度です。
知事選で4期目を狙った伊藤知事が破れたことには、この問題にも少なからず影響が出てくると思います。
選挙に言及することについて『この問題とは別だ』ということもよく聞きます。
しかし、選挙とはそういうもの。
いっぽうで『普段はあそこを支持しているんだけど、この件に関しては嫌』という方もいます。
なので、現職が破れたからどうだということは、これ以上私たちは言わないようにします。
新聞、TV等のメディアの方々もたくさん取材に来てくれて、まだこんな計画があると知らない方々へのアピールになると嬉しいです。
会長はカメラが近くて疲れたようですが 笑
署名については開始してから一週間もたっていないことからまだまだ継続しますので、シェア・拡散よろしくお願いしますね。
署名は集めますが『署名提出する前に、白紙撤回になっちゃったねー』と言えることが一番の終結だと思います。
龍郷湾を守る会インターネット署名サイトに行く
手書き署名用紙がサムネイルからダウンロードすると画質が落ちてしまう方がいるようです。
ここからPDFを拾ってくださいね。
”署名用紙の知事変わっちゃった問題”はこれから検討します。
2016年07月05日
龍郷町の情報と課題・その1
龍郷湾を守る会インターネット署名サイトへ行く
龍郷町の情報と、クルーズ船が寄港した場合考えられること・その1
●島の規模との比較
奄美大島全島民は約60,000人
龍郷町は住民約6,000人(そのうち65歳以上の人口約1,800人)
芦徳住民は約300人。
対してロイヤルカリビアン社(RCL社)のクルーズ船には、中国人観光客5,400名プラス乗組員2,100名が乗船
つまり寄港日には、全島民の10人にひとり、龍郷町の二人にひとりが中国人になります。

芦徳の集落より先の半島には、交通・電気・水道・通信・下水処理すべてのインフラがありません。
これらは新たに整備することになります。
全員ではなく仮に4,000人が船を降りたとして、一人当たり200gの排泄物を出したとき800kg/日、週3日寄港で2,4トン/週の排泄物が島に残ります。
水資源について、海で遊んだあとのシャワーだけ考えても一人あたり36リットル/3分、(雑な仮定ですが)仮に下船した人の半分2,000人が使用したとして72トン/日、週3日寄港で216トン/週使用します。
RCL社が廃棄物を島に持ち込まないと言っているのは、”船上から”のみの話です。
陸上で出した廃棄物は、島が処理しなくてはなりません。
広島などに22万トン級のクルーズ船が寄港する場合、百数十台のバスが運行されます。
RCL社は、『奄美大島では半島の外にほとんど出ないので、20台くらいではないか。芦徳の道路は使わず、本龍郷側から移動する』と述べています。
どちらにせよ本龍郷寄りの道路や58号線は一本道のため、朝夕の混雑が予想されます。
新規雇用の150~200人は中国語が話せる必要があり、RCLは『あと二年あるから島民向けに中国語教室を開く』といっています。
いっぽう、就労年齢の龍郷町民のほとんどは現在働いており、町民を週2~3日のために雇用することは困難。
現在中国語が話せる日本人は日本各地で引く手あまたであり、こちらも週2~3日のパートのためには移住してきません。
中国人客しか相手にする必要が無いので日本語が話せる必要はなく、中国人の移住者が新規雇用の大多数を占めることが予想できます。
現在の龍郷町総務企画課の”空き家バンク”では数カ月にわたり物件1~2件を公開しているのみで、新規の物件は見つけられない様子。
百名以上の中国人のために新築するとしたら、どこの集落が受け入れるのか気になります(同一地域にするとチャイナタウンとなる)
クルーズ船用の桟橋を作り船が停泊する場所やコウトリ浜付近は、2015年に新種登録された”アマミホシゾラフグ”の生息域(繁殖地)そのものです。
瀬戸内町など南部地域での生息域調査はしていますが、この海域での調査は進んでいません。
アマミホシゾラフグは新種が年間約18,000種発見される中で、世界TOP10に選ばれた極めて貴重な生き物です。
そのため世界的な注目を集める観光資源でもあり、年間を通した生息域調査等の慎重な環境アセスメントが必要です。

アマミホシゾラフグ 2015年世界の新種TOP10に選ばれる!(国立科学博物館より)
https://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/56184.pdf
奄美漁協組合長は先日、『計画に反対』の意思表明をしています。
龍郷町の情報と、クルーズ船が寄港した場合考えられること・その1
●島の規模との比較
奄美大島全島民は約60,000人
龍郷町は住民約6,000人(そのうち65歳以上の人口約1,800人)
芦徳住民は約300人。
対してロイヤルカリビアン社(RCL社)のクルーズ船には、中国人観光客5,400名プラス乗組員2,100名が乗船
つまり寄港日には、全島民の10人にひとり、龍郷町の二人にひとりが中国人になります。

芦徳の集落より先の半島には、交通・電気・水道・通信・下水処理すべてのインフラがありません。
これらは新たに整備することになります。
全員ではなく仮に4,000人が船を降りたとして、一人当たり200gの排泄物を出したとき800kg/日、週3日寄港で2,4トン/週の排泄物が島に残ります。
水資源について、海で遊んだあとのシャワーだけ考えても一人あたり36リットル/3分、(雑な仮定ですが)仮に下船した人の半分2,000人が使用したとして72トン/日、週3日寄港で216トン/週使用します。
RCL社が廃棄物を島に持ち込まないと言っているのは、”船上から”のみの話です。
陸上で出した廃棄物は、島が処理しなくてはなりません。
広島などに22万トン級のクルーズ船が寄港する場合、百数十台のバスが運行されます。
RCL社は、『奄美大島では半島の外にほとんど出ないので、20台くらいではないか。芦徳の道路は使わず、本龍郷側から移動する』と述べています。
どちらにせよ本龍郷寄りの道路や58号線は一本道のため、朝夕の混雑が予想されます。
新規雇用の150~200人は中国語が話せる必要があり、RCLは『あと二年あるから島民向けに中国語教室を開く』といっています。
いっぽう、就労年齢の龍郷町民のほとんどは現在働いており、町民を週2~3日のために雇用することは困難。
現在中国語が話せる日本人は日本各地で引く手あまたであり、こちらも週2~3日のパートのためには移住してきません。
中国人客しか相手にする必要が無いので日本語が話せる必要はなく、中国人の移住者が新規雇用の大多数を占めることが予想できます。
現在の龍郷町総務企画課の”空き家バンク”では数カ月にわたり物件1~2件を公開しているのみで、新規の物件は見つけられない様子。
百名以上の中国人のために新築するとしたら、どこの集落が受け入れるのか気になります(同一地域にするとチャイナタウンとなる)
クルーズ船用の桟橋を作り船が停泊する場所やコウトリ浜付近は、2015年に新種登録された”アマミホシゾラフグ”の生息域(繁殖地)そのものです。
瀬戸内町など南部地域での生息域調査はしていますが、この海域での調査は進んでいません。
アマミホシゾラフグは新種が年間約18,000種発見される中で、世界TOP10に選ばれた極めて貴重な生き物です。
そのため世界的な注目を集める観光資源でもあり、年間を通した生息域調査等の慎重な環境アセスメントが必要です。

アマミホシゾラフグ 2015年世界の新種TOP10に選ばれる!(国立科学博物館より)
https://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/56184.pdf
奄美漁協組合長は先日、『計画に反対』の意思表明をしています。